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商船三井/次世代型洋上風車のスタートアップ企業に出資

2023年09月11日/SCM・経営

商船三井は9月11日、次世代型浮体式洋上風車を開発するオランダのスタートアップ企業TouchWind社に出資したと発表した。

<TouchWind社の浮体式洋上風車(イメージ)>
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TouchWind社の次世代型浮体式洋上風車は、傾斜したローターが特徴。これにより、大規模なウィンドファームで発生しがちな風車間の風の干渉を低減し、ウィンドファーム全体の発電効率を改善することが期待されているほか、強風での運転、風車と浮体部分の重量低減が可能で、風車の設備利用率の向上、製造・運転・保守コストの軽減、総発電コストの低減が期待されている。

TouchWind社では2019年からオランダ政府による補助金や賛同企業の協力を得て、その特徴的な風車の原理を実証する試験を行ってきたが、この度、オランダ政府企業局Netherlands Enterprise Agencyから補助金を受け、ローター径6mの風車(出力12kW)を最大10基製作し、2024~25年にかけて、オランダ国内の陸・海上で、風車間の風の干渉を低減する効果検証試験を行う予定となっている。

商船三井はTouchWind社への出資参画により、同社の風車の実用化に向けた技術開発を進め、将来的にはヨーロッパをはじめ日本を含むアジア域でも次世代型浮体式洋上風車のサプライチェーン内での事業機会獲得を目指す。

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