SAPジャパンは9月19日、進化するAI技術を背景に、国内のビジネスプロセス革新をさらに支援する目的で、AI分野でのパートナーエコシステムの構築を国内に展開すると発表した。
この取り組みの核となるのは「SAP Business AI」と、最高水準のテクノロジーを持つパートナーとの連携になる。
SAPは、業界固有のデータとビジネスプロセスの深い知識を活用してSAP Business AIを設計し、その結果の信頼性を確保するために、これを主要アプリケーションに組み込んでいる。今後は生成AIや大規模言語モデルの技術も取り入れ、AIを活用したビジネスシナリオの幅を広げるとともに、ビジネスユーザーがより簡易にその価値を消費できるようユーザーエクスペリエンスの向上にも注力する。
これらのAI技術を用いたSAP Business AIの多くは、パートナーのAI技術を連携活用することで実現していく。具体的には、在庫や購入の管理から需要の予測、顧客の理解強化、人事採用業務の文書作成など、多岐にわたる領域において支援を実現する。これらのAI技術の活用により、企業は業務の生産性を著しく向上させ、人的リソースを戦略タスクへとシフトし、AIによる支援によりリアルタイムの判断や市場対応を迅速に行い、ビジネスの競争力や意思決定の精度を高める。
今後、SAPジャパンはAI分野でのパートナーシップを深化させ、オープンエコシステムを通じてのさらなる価値創出を追求し、日本企業の国際競争力の維持・強化をより一層支援するとしている。
