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浪速運送/仕分けAGVと連携するRFIDシステム導入

2023年09月28日/IT・機器

浪速運送は9月28日、アパレルの仕分け作業効率向上を目的に、仕分けAGV「t-Sort」と連携するRFIDシステムを、住友商事マシネックスから追加導入したと発表した。

同社の柏の葉センターでは、大手アパレルメーカー店舗向けの物流業務を行っており、トータルピッキング後の店舗別種まき業務の生産性向上のため、同システムを2023年5月に導入していた。これにより生産性向上(従来のBCRと比較して16%の仕分け生産性向上)が実証されたため、今回t-Sort増設のタイミングに合わせて、RFIDリーダーシステムの追加導入を決定した。

<t-Sort(仕分けAGV)>
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<RFIDリーダー(左)とt-Sort投入口>
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同システム導入前はt-Sortにアパレル商品を投入する際、商品に付いているタグのバーコードをリーダーにかざす作業を行っていたが、タグがアパレル商品と袋の中に同梱されているためうまく読み込めず、商品投入の生産性が悪くなっていた。こうした手間を削減し作業効率を高めるためRFIDリーダーの導入検証を進めた結果、t-Sortへの投入生産性が16%向上したという。

浪速運送は、住友商事マシネックスと協働でRFIDを使った取り組み以外にも様々なシステム化、自動化を推進しており、今後も更なる作業性の向上を目指し、物流業界全体で課題となっている人手不足の解消に向け、積極的に取り組んでいくとしている。

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