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三菱造船/フジトランス向け新RORO船の命名進水式実施

2023年11月02日/IT・機器

三菱造船は10月31日、フジトランス コーポレーション向けのロールオン・ロールオフ貨物船(RORO船)の命名・進水式を、山口県下関市の三菱重工業下関造船所江浦工場で行ったと発表した。

<命名・進水式>
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<ふがく丸>
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「ふがく丸」と名付けられた同船は、今後、艤装工事、試運転などを経て2024年4月にフジトランス コーポレーションへ引き渡された後、現行の「ふがく丸」の代替船として就航を予定している。

新たなふがく丸は、全長約165m、幅27.6m、総トン数約1万3000トンで、トレーラーシャーシ50台と乗用車1511台を同時積載可能。船首には垂直ステムを採用して推進抵抗を低減、高効率プロペラや低摩擦塗料の採用と併せて燃費を大幅に改善した。

また、機関室内に装備した陸上電力受電装置と港に設置予定の配電装置を接続することで、船内の発電機を停止することができ、将来的な着岸中のゼロエミッションを実現する。

さらに、現行船に比べて船幅を拡大した上で、トレーラー区画の構造を工夫して柱をなくすことにより、トレーラー旋回スペースに余裕を生み、積み付け効率を向上させている。

<新造船と現行船の比較>
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