Shippioは11月14日、荷主向け貿易業務SaaS「Any Cargo」で利用可能な、物流事業者とのデジタル・コラボレーション機能「Partner Connect」 の正式提供を開始したと発表した。
「Partner Connect」は、荷主企業と物流事業者の連携を強化し、国際物流上のあらゆる業務・データを集約することにより、貿易業務の業務効率化・事業継続性の向上・物流コスト削減を実現する。
荷主企業は、サプライチェーンでの輸送ステータスデータの取得が困難なことから、データに基づいた意思決定が難しい課題に直面している。また、貿易業務の運用負荷の高さや、属人化によって業務継続性の担保が困難になっている。
これらの課題に対処するため、「Partner Connect」では、「Any Cargo」上で荷主企業と複数の物流事業者が連携し、輸送ステータスのデータを相互共有することで、国際物流を可視化。サプライチェーンの透明性を担保することで、荷主の意思決定を加速させることができる。
また、荷主企業と物流事業者の双方で業務の一元化・標準化を実現することにより、業務効率化・事業継続性の向上・物流コスト削減が可能となり、サプライチェーンの運用を効率的に行えるようになる。
「Any Cargo」と「Partner Connect」を先行利用している顧客では、荷主企業はコミュニケーション工数が半分以下になり、業務の効率化を実現。物流事業者は本船動静確認が不要になり、荷主企業からの問い合わせが減少するなど、業務の効率化と物流コストの削減を実現している。
「Partner Connect」 について、佐藤 孝徳 代表取締役CEOは、「Partner Connectは、サプライチェーンの効率性と透明性を向上させ、荷主企業と物流事業者の関係をより強固なものにする。我々のプラットフォームは、国際物流業界全体に新たなデジタル体験を提供し、これまでアナログであった業界のDXに寄与していく」と述べている。