リンクスは11月22日、中国最大級の産業用カメラメーカーHuaRay Technogy(ファーレイテクノロジー)と、同社が提供している「iRAYPLE(アイレイブル)」ブランドの産業用カメラ、産業用コードリーダ、AMRソリューション製品の代理店契約を締結し、販売を開始した。
<iRAYPLE動画>
商品群の内、工場内作業とともに、物流施設で利用できるものに、AMR(自立走行搬送ロボット)がある。大手の先進的物流施設ではすでに各社のAMRが導入されている状況があるが、リンクスのロボティクス事業部の牛垣雅人事業責任者は「確かに後発メーカーの製品になりますが、その分最新最先端のAMRとなっており、今後の買い替え需要にも対応していきたい」と抱負を語った。
<左から輪島渓コーポレート部門広報部マネージャー事業開発室室長、牛垣雅人ロボティクス事業部事業責任者、岩木淳ロボティクス事業部テクニカルソリューション>
同社では、AMRの普及が日本で遅れた理由を、既存の生産方式・物流方式を変えられなかった点にあるとしている。AMRのハードウェアはすでにコモディティ化(一般化)しており、親会社が巨大なだけに、他社製品よりはコストメリットが大きい商品となっていることがセールスポイントとなっている。
機能面では、最先端だけに、特徴的なハイブリッドナビゲーションを採用している。SLAMと呼ばれる周囲の環境情報をベースに自己位置推定しながら、走行するタイプ。DMとワバレル特定位置でDMをスキャンし、自身の遺著認識しながら走行するタイプ。そして、テクスチャと呼ばれる床面のテクスチャをベースに自身の遺著認識しながら倉庫するタイプのいずれにもソフトウェア的に切り替えが可能だ。また、一度に制御できる台数は500台となっている。
中国国内や東南アジア、欧州ですでに8000台程度が導入されており、1台当たり350万円するが、今後日本国内で、5年間で10億円の売上を目指している。
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