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東亜建設/契約金236億円、カンボジアで新コンテナターミナル工事

2023年12月26日/国際

東亜建設工業は12月25日、カンボジア王国シハヌークビル港湾公社(Port Authority of Sihanoukville : PAS)からシハヌークビル港 新コンテナターミナル工事を受注したと発表した。

<完成予想図>
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<施工場所>
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工事期間は1095日(約36か月)、契約金額は約236億円。

この事業は、国際協力機構(JICA)による日本政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)により実施されるもので、シハヌークビル港に新たなコンテナターミナルを建設し、アクセス道路や橋などの土木工事および管制室などの建築工事も行うものになる。

シハヌークビル港は、カンボジア王国唯一の大水深港として同国の物流と経済発展に重要な役割を果たしてきたが、同港のコンテナ貨物取扱容量では、近年、堅調に増加するコンテナ貨物需要に対応できないことが予想されている。この工事により、貨物取扱能力を向上させ、物流機能を強化することで、同国におけるさらなる貿易促進および経済発展が期待できる。

同社は、昨年9月に円借款事業であるシハヌークビル港多目的ターミナル整備事業追加工事を受注しており、本工事と併せて、引き続き同国の港湾インフラ開発に携わっていくこととなる。また、本工事で建設予定の新コンテナターミナルは、将来的に第2ターミナル・第3ターミナルの拡張も予定される事業。

この工事の完成に向けて、得意とする専門技術および豊富な経験を活かして着実に施工を行うとともに、カンボジア王国の経済成長・発展に伴う様々なインフラ整備需要に対し、引き続き、多くのプロジェクトへの参画を通じて、同国の更なる発展に貢献していくとしている。

■概要
工事名称:シハヌークビル港 新コンテナターミナル工事
発注者:シハヌークビル港湾公社(Port Authority of Sihanoukville)
請負者:東亜建設工業
主要工事内容
新コンテナターミナルの建設 :延長 350m、水深-14.5m
浚渫工事:490万m3
埋立工事:127万m3
地盤改良
プレファブリケイティッドバーチカルドレーン工事 : 38万m
鋼管杭打設:350本
コンクリート舗装工事:5万7038m2
アクセス道路、アクセス橋:2.2km
建築施設(管制室など計14施設) : 1万1062m2 (合計延床面積)

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