シーネットは9月19日、同社が提供する多言語版WMS「ci.Himalayas/GLOBAL」をAEON MALL（CAMBODIA）LOGI PLUS（イオンモールカンボジアロジプラス）が導入し、2023年7月に稼働させたと発表した。
＜AEON MALL（CAMBODIA）LOGI PLUSの物流センター＞
イオンモールカンボジアロジプラスは、イオンモールカンボジアが2022年2月に設立した100%子会社で、シアヌークピル港に隣接したSEZ内にカンボジア初の保税非居住者倉庫を設立し、保税物流センターの運営とECオンラインプラットフォームの運営を行っている。
同物流センターは、カンボジア シアヌークビル港フリーポート構想の実現に向けたプロジェクトの一環として設立されたもので、運営するにあたり、保税下での在庫管理と円滑な入出荷運用が不可欠であるとし、現地のスタッフが利用しやすく、汎用性の高いWMSの導入を検討した結果、BtoBおよびBtoCの両方に対応し、将来の拡張や変更にも適応可能な点と、ASEANでの実績と日本製の高い品質が評価され、シーネットの多言語版WMS「ci.Himalayas/GLOBAL」が採用された。
同物流センターでは、「ci.Himalayas/GLOBAL」について、導入直後から安定した運用が実現できており、現地スタッフからは、ユーザーインターフェース（UI）がよく直感的に操作できることを高く評価され、スムーズなオペレーションが行われている。また、「ci.Himalayas/GLOBAL」の導入により、マルチテナント型保税物流センターの基盤が短期間で構築され、荷主のSCM課題も解決する体制が整った。
イオンモールカンボジアロジプラスでは、今後、物流倉庫と越境ECサービスを組み合わせた「在庫型越境EC」の展開を予定しており、WMSの導入により、将来的なサービス強化にも期待を寄せているという。
