日本高速道路保有・債務返済機構と高速道路各社(NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、本州四国連絡高速道路)は12月26日、「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する検討会」によって策定した「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する整備方針」を公表した。
それによると、物流効率化と労働環境改善に向けた高速道路SA・PAの整備方針として、短期と長期それぞれで取り組むべき対策を挙げている。
短期的な対策としては、ブロック(広域)またはエリア(狭域)の駐車マスの飽和度が高い区間や、物流の観点から重要と考えられる路線(ダブル連結トラック通行対象路線、大型車混入率の高い路線等)を対象とし、ダブル連結トラックやキャリアカー等の特殊車両が確実に駐車できるよう、予約駐車マスの追加や、キャリアカーへのダブル連結予約駐車マスの適用を推進する。
また、トラックドライバーのニーズ等を踏まえ、引き続き、シャワー施設等のリフレッシュ施設・24時間営業店舗等を設置する。
中長期的な対策としては、物流事業者のニーズを踏まえ、中継拠点の立地や設備、運営事業者、整備スキームのあり方について検討するとしている。
<物流効率化と労働環境改善に向けた高速道路SA・PAの整備方針>