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米国向け海上コンテナ貨物/1月は17.9%増、上位品目が好調

2024年02月22日/調査・統計

デカルト・データマインは2月22日、米国税関・B/Lデータを基にした日本発米国向けコンテナ貨物量(20フィートコンテナー換算)の1月分の統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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<1月の貨物量>
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それによると、1月の日本発米国向け(往航・荷受地ベース)は5万3695TEU(前年同月比17.9%増)となった。

アジア域内からの集荷貨物139TEUを含む日本発母船直航ベースは3万3722TEU(41.8%増)。第3国へのトランシップ貨物は2万112TEU(8.4%減)で、TS率は37.5%と4か月連続での30%超えとなった。

<日本発母船直航分・日本港別>
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<日本発韓国経由TS分・日本港別>
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港湾別の取扱量では、横浜港が2023年5月から倍増をキープしている。韓国TS貨物の内訳は、神戸・博多が前年比2桁増、他の港湾は2桁減と明暗が分かれた。

<日本荷受地ベース統計品目(HS Code)別貨物量推移>
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荷受地ベースでの品目別貨物量は、農機・建機などを中心とした機械類が前年同月比10.8%増、自動車関連が20.7%増、タイヤを含むゴム製品が20.9%増、プラスチック類が41.9%増と、上位4品目すべてが2桁増と好調に推移した。

なお、米国発日本向コンテナ貨物量(復航)の2023年12月分については、米国税関からのデータの一部が11月分に続き更新されていないため、配信を延期している。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
Phone:090-6509-2632
URL:https://www.datamyne.com/

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