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丸和運輸機関/みずほリース等とラストマイル輸送のEVシフト実証

2024年02月28日/IT・機器

みずほリース、みずほオートリース、丸和運輸機関、FOMM(フォム)の4社は2月28日、ラストワンマイル輸送のEVシフトを推進する取り組みとして、リース期間が満了したガソリン車を活用したコンバージョンEVによる実証事業を開始したと発表した。

<左から、コンバージョンEV、納車式の様子>
20240228maruwa - 丸和運輸機関/みずほリース等とラストマイル輸送のEVシフト実証

ベース車両のスズキ「エブリイ」をFOMMがEVに改造。同車両1台を丸和運輸機関が東京23区内にある事業所で今後1年間運用し、さまざまな条件下で運用課題を検証していく。

実証事業では、新車を製造しないという観点から車両のライフサイクル全体でのCO2排出量を大きく抑制できるコンバージョン(レトロフィット)を、また充電時間の効率的運用の観点からバッテリーのカセット型交換式をそれぞれ採用し、ラストマイル輸送でのEVの運用課題と対応を検証する。

また、リースアップした車両の活用による初期投資負担の軽減余地と、ガソリン車両の新たな資源循環の可能性についても追求していく。

車両製作を手がけたFOMMは、独自技術を応用し、環境省による2022年度委託事業でガソリン軽自動車を「バッテリー交換式EV」へコンバートする技術を開発。タイの子会社を通じてオリジナル小型EV「FOMM ONE」を量産し、日本国内でも販売を開始している。

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