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Industry Alpha/倉庫自動化へ1000kg可搬モデルを導入開始

2024年03月26日/IT・機器

Industry Alphaは3月26日、新たにKaghelo(AMR)の1000kg可搬モデルを導入開始し、製造・物流業界のさらなる自動化に貢献すると発表した。

<Kagheloの実際の運用の様子>
20240326ij - Industry Alpha/倉庫自動化へ1000kg可搬モデルを導入開始

現場からのニーズ抽出ノウハウとこれまでの導入実績で培った安全設計のケイパビリティをもとに、日本の工場・倉庫環境に最適なAMRとして新たにKagheloの1000kg可搬モデルを導入開始し、製造・物流業界のさらなる自動化を目指す。

このAMRは、210mmの厚みにより、カゴ台車などの搬送対象物への潜り込みを実現する。搬送台車の加工の手間などを最小限に抑える。 また、横幅800mm、全長900mmの小型設計によって、狭小空間の多い日本の現場においてもスムーズな走行を実現する。

人と機械との協働が前提となる工場・倉庫内での重量物の搬送においては安全性の確保が必須。そこで、本当の意味での人との協働が可能なAMRの実現のため、安全設計をセンシング・リフトアップ・非常停止の側面から見つめ直した。

センシング機能では、 人や機械・障害物の感知のために、赤外線を用いて周辺物を感知するLiDARセンサーを前方向に2つ、後方向に1つ搭載し、周囲360°の認識を実現。PL.d対応のLiDARセンサーを使用している。

リフトアップ機能では、 リフターの持ち上げ高さを機械的に同期する仕組みを導入し、リフトアップ時/リフトダウン時の安定性を担保している。

無線非常停止機能では、 PL.d対応の無線非常停止ボタンの受け側と駆動部(モータドライバ)を直接接続している。

また、Industry Alphaは、自社内でAMRとAMR制御ソフト(FMS)を独自設計・開発し、各現場に合わせてSIしている。このFMSにより、AMRを群制御すると同時に、周辺機器・上位システムとのスムーズかつ柔軟な連携を実現している。例えば、有人フォークリフトと連携し、積み込み/下ろしはフォークリフトが担当し、搬送はAMRが担当するなど、周辺機器と連携し、既存の設備を最大限活かした自動化を推進していくとしている。

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