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大和ハウス/物流施設の入居企業向けポータルサイトを開設

2024年03月26日/IT・機器

大和ハウス工業は3月26日、同社が開発した物流施設「DPL」の入居企業とその従業員向けに、施設情報集約ポータルサイト「DPL Portals(ポータルズ)」の運用を開始したと発表した。

<ポータルサイトの画面イメージ>
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千葉県流山市の大型マルチテナント型物流施設「DPL流山IV」で3月25日から先行導入しており、7月から全国の施設に順次導入する。

「DPL Portals」では、施設に併設されたコンビニエンスストアの営業時間やカフェテリアのメニュー、フロアマップや送迎バスの時刻表といった施設利用情報のほか、動画による入居企業やワーカー向けの施設マニュアルを提供。また、入居企業が変更工事の実施や駐車場の利用、セキュリティーカード作成等を行う際に必要な各種申請業務を集約している。

<施設利用情報のイメージ>
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従来、大和ハウスでは入居企業からの物流施設に関する問い合わせに個別で対応していたほか、各種申請は紙ベースで行っていました。「DPL Portals」を使用することで、パソコンやスマートフォンからこれらの対応が行えるため、施設管理の効率化や迅速な対応が可能になる。

また、施設で働く従業員向けには、物流施設の利用マニュアル動画やイベント情報が確認できるほか、送迎バスの時刻表など、現地に行かないと把握しづらい情報もパソコンやスマートフォンから閲覧できるようになる。

今後は、「DPL」の施設情報だけではなく、大和ハウスグループの情報も発信するほか、カフェテリアの混雑度検知や熱中症・インフルエンザ情報を可視化する倉庫環境監視IoTソリューションとも連携するなど、順次コンテンツを拡充していく方針。また、「DPL Portals」を通じてテナント企業同士の交流の場を設けるなど、より便利に施設を利用できるようにするためのコンテンツの導入を検討するとともに、施設でのユーザーエクスペリエンス(UX)を考慮した魅力ある施設づくりを目指していくとしている。

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