野村不動産は4月19日、同社が手掛ける高機能型物流施設「Landport（ランドポート）」シリーズにおいて、ハコベルが展開する輸送マッチングサービスを活用した「Landport 配車サービスpowered by ハコベル」を同日より導入開始したと発表した。
同社では2021年から物流に係る企業間共創プログラム「Techrum (テクラム)」を始動し、庫内の作業効率や最適なオペレーションなどの効果検証を行ってきた。この取組みを通じ、今回ハコベルが提供するマッチングサービス「運送手配」を活用することで、テナント企業の配送業務の効率を支援する。また、ドライバーの待機時間削減など2024年問題や物流業界全体の課題解決を目指す。
＜専用WEBアプリ画面イメージ 1）距離制・時間制いずれかを選択＞
＜2）距離制の場合（ルートの設定→集荷先・配送先入力→見積金額算出）＞
ハコベルの「運送手配」システムは、登録車両数約5万台、運送会社数約1万7000社（2024年3月末時点）に上るネットワークを持つ。Landportの入居企業は同サービスを導入後、専用のWEBアプリに荷積場所・荷卸場所を入力するだけで見積もりが提示され、軽貨物車両では平均3分で車両のマッチングが完了。当日配車・当日配送の対応も可能となる。
野村不動産は、「全国各エリアで物流施設を展開する当社と、輸配送の領域でDXソリューションを提供するハコベル社の連携により、トラックによる輸配送効率の向上を目指す」としている。
