日本郵船は7月16日、米国環境団体ナショナル・マリン・サンクチュアリ―・ファウンデーションが運営する北米西岸での船舶の減速航行プログラムで、2022年に続き最高位となる「サファイア賞」を受賞したと発表した。
<サファイヤ賞のトロフィーと表彰盾>
このプログラムは、大気汚染防止とクジラ保護のため、サンタバーバラ海峡とサンフランシスコ・ベイエリアの指定された海域内で、船舶の自主的な減速運航を奨励するもの。
2023年5月1日から12月15日までの期間内に、指定された減速海域を10ノット以下で航行した距離を自動船舶識別装置(AIS)で分析した結果、同社の運航船舶の順守率は85%以上と、極めて高い水準だった。同社のこうした大気汚染・海洋生物保護への協力姿勢が高く評価された。
中期経営計画でESGを中核とした成長戦略を推進する日本郵船は、今後も海洋環境、生物多様性の保全活動に一層真摯に取り組んでいく方針だ。
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