フィジカルインターネットセンター（JPIC）は7月25日、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、CLOに求められる要件（定義、役割、求められる職能）をまとめた。
行政や大学、小売事業者、食品メーカー、運送事業者、鉄道事業者などが参加したCLO職能検討会が2024年4月から検討を行い、提言として発表したもの。
2024年4月に成立した「流通業務総合効率化法」で、設置が義務付けられている物流統括管理者（CLO）について定義するとともに、求められる3つの役割や職能、設置により期待される効果についてまとめている。
このなかで、サプライチェーンは「システム」であり、CLOの視点として「部分最適ではなく全体最適の視点を持つことが特に重要」としており、経営トップは「CLO選任＝課題解決」ではなく「ロジスティクスの重要性を常に意識することが必要」だとしている。
■物流革新実現に向けてCLOに求められる要件
https://j-pic.or.jp/special-project/recommendations/
JPIC／第2回「CLO協議会」開催、荷主企業3200社程度でCLO誕生へ
