商船三井は8月2日、韓国のHanwha Oceanと開発しているウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載のメンブレン型LNG運搬船が、日本海事協会から基本設計承認を取得したと発表した。
承認を得たLNG運搬船は、ウインドチャレンジャーを2基搭載し、世界中のLNG基地へ入港可能な汎用性の高い船型 (貨物槽容積は17.4万m3)。
詳細は設計中だが、帆の配置、視界影響、非常時の操作方法、安全対策などが総合的に評価され、基本設計は承認された。
商船三井グループは省エネ技術の導入を進めており、ウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、2035年までに80隻投入することを計画している。
■概要
全長・全幅:約286m・約46m
貨物槽容積:約17万4000m3
ウインドチャレンジャー仕様:2基、高さ最大約49m(3段式)、幅約15m、帆の材質は繊維強化プラスチック