日本パレットレンタルは8月6日、YouTubeに「JPR・upr 社長対談 X ROPとパレット輸送で切り拓く物流の2024年問題対策」の映像を公開した。
<JPR・upr社長対談 「XROPとパレット輸送で切り拓く 物流の2024年問題対策」>
対談では、この新たな取り組みの概要、効果や展望を両社の社長が自ら解説する。さらに、物流の2024年問題への対応状況、レンタルパレット業界のビジョンまで様々な切り口から意見を交わしている。
レンタルパレット事業を展開するJPRとユーピーアール(upr)は、2024年5月、パレット輸送を効率よく推進するべく「X-Rental オープンプラットフォーム(XROP)」の共同運用を開始した。
「XROP」とはレンタルパレットをはじめとした物流容器を多数の企業で循環利用するためには、ハードとしての物流容器だけでなく、IT・人的なサポート・ロジスティクス(輸送)の機能が必要。こうした機能を個々の企業が構築することは容易ではなく、かつ複数の運用ルールや管理ツールが併存することは、物流現場の新たな負荷につながる。
JPR と upr はこれまで国内シェア上位のレンタルパレットサプライヤーとして、これらの機能をそれぞれ個別に顧客に提供してきたが、今般「XROP」によって主要な機能を共通化した。今後は他のレンタル事業者や自社で物流容器を所有・運用する企業などに「XROP」への加盟を募り、サービスの提供範囲を拡大する計画だ。
「XROP」は、すでに JPR や upr のサービスを利用している企業が両社のパレットを扱う手間を軽減するだけでなく、これからパレットを活用しようとする企業の導入ハードルを下げ、産業界全体にパレットが活用しやすい環境を創出する。「XROP」により、物流現場の業務負荷の軽減、コスト低減を実現し「2024 年問題」の解決に貢献するとしている。