太陽誘電は8月22日、子会社であるエルナーが、天馬より青森県弘前市の工場を取得したと発表した。
エルナーは、自動車市場向けのアルミニウム電解コンデンサをメインに、開発・製造・販売を行っている。特にハイブリッドコンデンサは、電解質に導電性高分子と電解液を組み合わせることで低ESRかつ長寿命という特性をもち、自動車の電装化・電子制御化の進展により需要が拡大している。
そこで太陽誘電とエルナーは、中期的な成長戦略に基づき、将来のさらなる需要増に対応できる生産体制構築の一環として、エルナーの白河・青森工場に加えて新たな生産拠点として、青森第二工場を取得した。
エルナーの生産拠点は、福島県西白河郡の白河工場、青森県黒石市の青森工場に次ぐ、国内3か所目となる。新たに取得した工場は青森第二工場として、エルナーが手掛ける導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサ(ハイブリッドコンデンサ)を増産する予定だ。
■エルナー 青森第二工場概要
住所:青森県弘前市大字神田5-1-8
敷地面積:約9400m2
延床面積:約1万1000m2