日本貨物鉄道(JR貨物)が8月21日に公表した7月分の輸送動向によると、輸送実績はコンテナが160万1000トン(前年同月比19.1%増)、車扱が68万2000トン(1.2%増)で、合計228万4000トン(13.1%増)だった。
7月は、円安等に伴う物価上昇による個人消費の足踏みが続き荷動きは大きくなかったものの、前年の広島・山口・九州地区を中心とする大雨による減送が大きかったため、輸送実績は前年を上回った。
とくにコンテナは、猛暑に伴う飲料水・酒類等の需要増加を背景に荷動きが好調だったほか、積合せ貨物は鉄道シフトの動きが続き増送。
また車扱は、セメントが顧客工場の設備不具合により減送となったが、石油は梅雨明け後に好天が続き外出需要の増加等が見られ、ガソリン・軽油を中心に増送となった。