セイノーホールディングスは9月9日、EC事業の経営・販売コンサルティングやEC事務サポートを行うBISITSと連携し、モノづくり企業が製造や販売に注力できる環境を整えることを目的として、EC物流(商品仕入れ、受注データ集約、ピッキング、梱包、発送など)全般を請け負うフルフィルメントサービスの構築を進めていると発表した。
連携の第一弾として、生地卸・小売販売を行う土屋商店と協業し、物流企業の倉庫(西濃運輸岐阜物流センター)を会場として利用する形で、8月9日にECの一つであるライブコマースイベントを開催した。
同社が提供するEC物流フルフィルメントサービスは、全国の輸送ネットワークや倉庫を活用したロジスティクス機能、ポストインや置き配などの多様な輸送手段、グループ力(情報システムや商社機能)を強みとしており、BISITSが持つEC・ライブコマースのノウハウを組み合わせることで、強みを発揮することができる。
その強みとは、「どのEC、ライブコマースプラットフォームを利用していても販売支援~発送手配までの一気通貫での支援が可能」、「販売主に合わせた商品管理システムを構築できるため、倉庫移管に伴う販売主の負担が少ない」、「倉庫立ち上げからECやライブコマース開始まで、契約からおよそ1か月で開始できる」、「滞留在庫を定期的に販売主へフィードバックをすることで、販売主の保管費用削減やキャッシュフロー改善へ寄与」の利点がある。
なお、次回は9月18日BISITSの開発アプリMacrozをつかった倉庫内ライブコマースを予定している。