三菱地所は9月18日、アジア太平洋地域を基盤とした不動産投資会社Rava Partnersが出資するLogicap Managementと、インド・デリー首都圏の既存物流施設に投資したことを明らかにした。
物件は、デリー中心部から南西約30kmに位置するハリヤナ州グルグラム圏内にある満室稼働中の大型物流施設で、「Khijuri」(キユリ)と「Farrukhnagar」(ファルクナガール)の2物件。
インドの市場の成長と物流ニーズに応えた国内有数のグレードAの大規模物流施設で、貸床面積は合計17万9000m2となる。
ハリヤナ州グルグラム圏内は、ソフトウェア、情報技術、サービス業などの新しい産業が集積し、郊外には自動車部品、電子機器、繊維、重機などの製造業が拠点を置いていることから、物流拠点として交通インフラの整備が進む地域。
日系自動車会社の大規模工場もあり、空港近郊には外資系企業も多く集まるオフィス街がある。
またデリーを囲む環状線を起点に、他の主要都市へ続く複数の国道が接続され、多方向へのアクセスが容易な物流適地とされる。
どちらの物件も、米国グリーンビルディング協会のLEED認証制度でゴールド、インドグリーンビルディング協会の環境認証制度でゴールド評価を取得しており、環境へ配慮した不動産としても評価されている。
■「Khijuri」物件概要
所在地:インド・デリー首都圏国道48号線沿い
敷地面積:約12ha
規模:地上1階建て(一部メゾネット階)BOXタイプ 3棟構成
貸床面積:約6万8000m2
竣工:2021年6月
■「Farrukhnagar」物件概要
所在地:インド・デリー首都圏州道15号線沿い
敷地面積:約17ha
規模:地上1階建て(一部メゾネット階)BOXタイプ 2棟構成
貸床面積:11万1000m2
竣工:2022年6月
三菱地所、中央日本土地ほか/JVで米国ヴァージニア州に22万m2の物流施設