NIPPON EXPRESSホールディングス（NXHD）は10月7日、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRISTに出資、9月30日に資本業務提携契約を締結したことを明らかにした。
長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、企業価値の向上と社会課題の解決に取り組んでいるNXHDは、スマート農業を推進するAGRISTへの出資を通じて、世界と日本における農業食料システムの課題解決に取り組む姿勢を示した形だ。
AGRISTは、テクノロジーで農業課題を解決するスタートアップ。高齢化や人手不足といった農業課題に、収穫ロボットやソフトウェア開発によるテクノロジーを活用し、世界のウェルビーイングに貢献している。
具体的な取組内容は3つ挙げられており、「ＮＸアグリグロウとの価値共創」「日本の地方自治体との農業にかかわる共同実証」「海外における農業食料システムのイノベーション」を主としている。
今後NXグループは、国内外に広がるネットワークを活かして、将来性のあるスタートアップ企業との共創に取り組んでいく。
■出資先概要
会社名：AGRIST
本社所在地：宮崎県児湯郡新富町富田東1-47-1（新富アグリバレー内）
設立年月日：2019年10月24日
従業員数：35名
事業内容：AI農業 AIを活用した農業用ソフトウェアの開発
農業ロボット AIを活用した自動収穫ロボットの開発
スマート農業 スマート農業パッケージの販売
ホームページ：AGRIST
NXHD／東大先端科学技術研究センターと連携、公開シンポ参加
