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JR貨物/2024年上半期のコンテナ貨物0.6%増

2024年10月17日/調査・統計

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JR貨物が10月17日に発表した2024年度上半期の輸送動向によると、輸送実績はコンテナ貨物が877万9000トン(0.6%増)、車扱は377万7000トン(1.7%減)で、合計1255万6000トン(0.4%減)となった。

同期は、円安等による物価上昇の影響により個人消費が低迷したこともあり全般的な荷動きは鈍く、輸送量は伸び悩んだ。また、本年は8月の台風10号接近・上陸、輪軸組立作業における不正行為、新潟・秋田地区大雨等の影響があったものの、2024年問題を背景とした鉄道シフトの動きが続いたこと等により、ほぼ前年並みの実績となった。

コンテナは、食料工業品が猛暑の影響もあり飲料水を中心に出荷が旺盛に推移したことや2024年問題による一部顧客における鉄道シフトの取組みが続いたこと等により好調な荷動きとなり、前年を上回った。

紙・パルプは、ペーパーレス化の進展に伴う紙の需要減が続く中、一部顧客における鉄道シフト等により堅調に推移したほか、家電・情報機器は、家電需要が堅調で鉄道へのシフトもあり増送となった。コンテナ全体では前年比100.6%となった。

車扱は、石油が長期連休等における帰省・レジャー需要増加によりガソリン及び軽油が前年を上回った一方、セメント及び石灰石は、顧客における定期修繕計画の変更や設備改修に伴う影響により、前年実績を下回った。車扱全体では前年比97.3%、コンテナ・車扱の合計では、前年比99.6%となった。

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