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三友通商/福岡県小郡市に大型拠点稼働、九州~関東間で運行日数2日減

2024年11月29日/物流施設

三友通商は11月1日、福岡県小郡市にTC(通過型センター) 及びDC(在庫型センター)両機能を備える3温度帯物流施設「九州物流センター」を稼働させたと発表した。

<三友通商の九州物流センターが入居する日本GLPの物流施設>
20241129sanyu - 三友通商/福岡県小郡市に大型拠点稼働、九州~関東間で運行日数2日減

立地は九州の高速道路が交差する鳥栖JCTに近く、長距離輸送の中継拠点としてドライバーの労働時間を減らし、共同配送のマザーデポにも位置付けられる。積載率を高めて物流の需要増とコスト削減にも対応する。

センターの運営は、三友通商グループの「MSC NEXUS」が担い、幹線輸送は三友ロジスティクス、配送業務は「MS LIFE POINT」がそれぞれ実施する。グループの総合力で倉庫・センター・配送を一元管理し、物流をトータルサポートしていく。

新センターを活用し、九州~関東間の中継輸送も加速させる。九州管内の長距離貨物を新センターで集約。京都市にある3温度帯大型施設「京都物流センター」で貨物を積み替えて中継輸送する。九州および関東を出発したドライバーは、それぞれ京都物流センターで折り返す。中継輸送の導入により、ドライバーの運行日数(往復) は、直行便よりも2日短い3日となる。

このほか、九州物流センターには、24時間稼働の売店が併設するカフェテリアや、緑豊かなエントランス、開放的な半屋外型のウッドデッキなどの厚生施設が充実しており、人材の確保・定着に役立てる。

三友ロジスティクスの笹倉敏男 取締役 副社長執行役員は「新しい拠点は長距離の中継機能と共同配送の拠点機能を合わせ持つ『西の大型拠点』と位置付け、荷主企業の輸送効率化に対する要望に応えていく」と述べている。

■概要
名称:九州物流センター
所在地:福岡県小郡市小郡923-1
アクセス:長崎自動車道鳥栖ICから約2.7km(車約5分)
     甘木鉄道小郡駅から約900m 徒歩約11分
     西鉄天神大牟田線西鉄小郡駅約1.1km 徒歩約13分
敷地面積:4万2920.33m2(1万2983.40坪)
延床面積:9万1831.60m2(2万7779.06坪)このうち1階、2階の約1万738.2m2(3254坪)を利用
構造:鉄骨造/耐震構造
階数:地上4階
容積率/建蔽率:200%/60%
仕様:高床式1.0m、トラック待機場:16台、乗用車駐車場270台、駐輪場バイク20台、自転車132台
竣工:2023年11月

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