片山チエンは12月3日、東大阪の本社隣地に機械式自動倉庫を備えた物流施設「KANAランニングストックセンター」を着工したと発表した。
物流施設は鉄骨造で地上5階建て、敷地面積は990m2、延床面積は2344m2となる。2026年2月に竣工予定だ。
「KANA」ブランドのローラチェーン、スプロケット等のエネルギー伝達商品を製造・販売する同社は、数年分の在庫を保持、顧客には必要に応じて制作時のコストで1個から販売をする「ランニングストック」サービスを提供している。
このサービスにより、調達コストが安定するだけではなく、海外製作製品についても当日出荷が可能になり、世界情勢の変化や天災によるサプライチェーンの不安定に耐える安定的な供給が可能となっている。
新型コロナウィルス等の影響で世界のサプライチェーンが混乱した事を契機に、このサービスへの引き合いが増えたことで、「ランニングストック」を保管する為の専用倉庫として、今回の建設に至ったという。
■概要
構造:鉄骨造、地上5階建て
敷地面積:990m2
延床面積:2344m2
竣工:2026年2月予定