JR貨物は3月31日、鉄道コンテナを利用しやすくする施設「積替ステーション」を、西浜松駅内に開設すると発表した。全国の貨物駅における積替ステーションは15か所となる。
積替ステーションは、貨物駅構内あるいはその近隣に位置する貨物上屋・倉庫において、一般のトラックと鉄道コンテナの間で貨物の積替えを行うため、場所やコンテナ移送等の付帯サービスを提供する施設。
従来、顧客施設で鉄道コンテナに積み込み、鉄道コンテナ専用トラックで貨物駅まで持ち込む必要があったが、積替ステーションには、荷主またはトラック運送事業者が、普段利用するトラックで直接持ち込むことができる。
長距離でトラック運行していた運送事業者は、長距離区間を貨物鉄道輸送に振り替えることで、トラックドライバーの長時間労働の緩和、働き方改革の推進にもつながる。
貨物輸送量(トラックの積載率)に合わせて、コンテナ利用個数を柔軟に選択することも可能だ。
■西浜松駅「積替ステーション」概要
所在地:JR貨物 西浜松駅構内 (浜松市中央区森田町306―2)
利用時間:8時半~18時半
利用開始:2025年4月1日から
利用者:荷主、物流事業者、利用運送事業者