日本貨物鉄道(JR貨物)関西支社は2月10日、吹田貨物ターミナル駅内に「積替ステーション」を開設した。
「積替ステーション」は、鉄道コンテナの利便性向上を目的にした施設。
従来はコンテナに貨物を積み込んでから専用トラックでコンテナを貨物駅まで持ち込む必要があったが、「積替ステーション」の開設後は、普段利用しているトラックで直接貨物を持ち込むことが可能になる。
貨物輸送量(トラックの積載率)に応じて、コンテナ利用個数を柔軟に選択可能な点もメリットだ。
積替ステーションの設置により、2024年問題で顕在化している「トラックの輸送力不足」に対し、トラックから鉄道へのモーダルシフトを促すことで、トラック運転手の長時間労働の緩和、働き方改革の推進につなげる狙いだ。
なお、日本通運と合通ロジの協力により実現したもの。
■吹田貨物ターミナル駅「積替ステーション」の概要
所在地:JR貨物吹田貨物ターミナル駅内
大阪府吹田市芝田町1-21
利用時間:9:00~18:00(日本通運 運営)
8:00~16:00(合通ロジ 運営)
利用開始:2025年2月10日から
利用者:荷主、物流事業者、利用運送事業者(日本通運・合通ロジ以外でも利用可)