日本ロジテムが5月15日に発表した2025年3月期決算によると、売上高660億100万円(前年同期比4.8%増)、営業利益12億2800万円(20.8%増)、経常利益11億5600万円(16.1%増)、親会社に帰属する当期純利益4億6100万円(7.7%減)となった。
セグメント別の貨物自動車運送事業は、売上高259億8000万円(4.5%増)、営業利益19億5700万円(5.7%増)だった。
新規得意先の獲得に加えて、スポット輸送需要の積極的な取り込みが奏功し、貨物輸送量が増加。運送コスト上昇に対応するため料金改定を進めた効果があったこと、ベトナムで自社車両の輸送効率が向上したこともあり、増収増益となった。
センター事業は、売上高157億3500万円(9.9%増)、営業利益9億6300万円(221.5%増)だった。
前連結会計年度に開設した拠点で冷凍冷蔵食品の物流センター業務を開始したほか、新たな業務の受託や得意先の事業拡大に伴い入出荷作業量が増加したこと、倉庫内作業の効率化が進んだことなどから、増収増益となった。
今後、2026年3月期の業績としては、今年3月に開設した拠点が稼働開始するほか、期中にグループ最大規模の拠点を開設する予定のため、取扱量の増加で増収となる見通し。
営業利益と経常利益については、既存事業の収益改善効果を見込むが、拠点の新規立ち上げに伴い費用が先行するほか、人件費やシステム関連費用などのコスト増も見込まれることから、減益となる見通し。
次期は、売上高705億円(6.8%増)、営業利益9億5000万円(22.7%減)、経常利益8億円(30.8%減)、親会社に帰属する当期純利益5億円(8.4%増)を見込んでいる。
南総通運 決算/3月期の売上高4.0%増、営業利益3.1%増