国土交通省は5月30日、公益財団法人SGH財団の協力のもと、佐川グローバルロジスティクスより講師を招き、ラオス国立大学の学生に対する「物流集中講義」を実施したと発表した。
物流人材育成支援事業は、ASEANにおける物流マネジメント人材の育成を支援するため2015年より実施しており、この度、ラオス国立大学の学生に対し、講義を実施したもの。
国土交通省では、ASEANの物流分野の健全な発達を支援していくため、現地の優秀な物流人材の確保・育成が不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していくこととしており、本年度中に、ベトナムおよびマレーシアにおいても講義を実施する予定だ。
■事業概要
実施対象:ラオス国立大学工学部にて物流を専攻する学生等 約40名
実施時期:2025年5月19日から5月26日の6日間
実施場所:ラオス国立大学
主な講義内容
国土交通省
・日本の物流政策及びコールドチェーン物流サービスに関する取組について
佐川グローバルロジスティクス
・物流概論(SCM、3PL、調達物流、生産物流、販売物流、国際物流等)
・物流オペレーションの実技(5Sを意識した業務改善)
・物流施設紹介(Xフロンティア)
・学生によるラオスにおける物流サービスの新規提案(ディスカッション)
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