国土交通省は6月3日、ラオス国立大学の学生及びラオス公共事業運輸省の行政官等に対し、「物流集中講義」をオンラインで実施したと発表した。
＜講義の様子 ラオス国立大学＞
＜ラオス公共事業運輸省等＞
同物流人材育成事業は、ASEANにおける物流マネジメント人材の育成を支援するため、日ASEAN交通連携の枠組で、2015年からSGH財団の協力のもと実施している。
今回の講義では、物流現場の改善に関する実践的な内容（SCMや3PL、5S、BCP等）についての講義や、SGホールディングスグループが保有する次世代型大規模物流センター「X フロンティア」のバーチャルツアーを実施。
また、国土交通省は、近年ASEANでの需要が高まっているコールドチェーン物流に関して、日ASEAN交通連携における取り組みや、コールドチェーン物流サービス分野の国際標準化等について紹介した。
国土交通省は、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していくこととしており、本年度中に、ベトナムのホーチミン交通大学に対する講義も予定している。
■概要
実施対象：1.ラオス国立大学工学部で物流を専攻する学生60名、2.ラオス公共事業運輸省・業界団体・民間物流事業者等50名
実施時期：1.2022年5月16日から5月20日の5日間、2.2022年5月31日 10時30分～18時（日本時間）
実施場所：品川センタービルディングよりオンラインで実施
実施内容：物流概論（SCM、3PL、国際物流等）、物流オペレーション（PDCA、5S、BCP等）、国土交通省のコールドチェーン物流サービス分野の国際標準化等の取組について
