資源エネルギー庁が2月28日に発表した1月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1317万kl(前年同月比10.0%増)と14か月ぶりに前年を上回った。
輸入先国は、量が多い順にアラブ首長国連邦(561万kl、11.8%増)、サウジアラビア(540万kl、16.6%増)、クウェート(77万kl、13.6%減)、カタール(47万kl、12.1%増)、アメリカ合衆国(34万kl、47.0%減)となっている。
中東依存度は95.7%で、前年同月に比べ2.9ポイント増と4か月連続で前年を上回った。
燃料油の生産は1187万kl(4.0%減)と8か月連続で前年を下回った。油種別にみると、灯油とA重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油およびB・C重油は下回った。
燃料油の在庫は942万kl(0.8%増)と3か月連続で前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、A重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料油、灯油、軽油およびB・C重油は下回った。
石油統計速報/12月の原油輸入量4.4%減、中東依存度は96.3%