日本郵船は4月1日、矢野美希 一等機関士を機関長に登用したと発表した。140年近い同社の歴史で女性機関長は初めてという。
矢野機関長は、2011年入社。LNG船や自動車船などで実務経験を積み、船上での経験・技術を生かし陸上のオフィスで客船の運航をサポートする業務も行ってきた。
「機関長になることは一つの目標だった。ここが新たなスタートだと感じている。技術や知識の習得に努力を惜しまず、周囲から信頼される機関長になることを目指し精進したい」とコメントしている。
日本郵船では、2004年から女性を海上職に採用しており、現在33人が海上・陸上の全世界で活躍。今後も、多様な人材が活躍できる職場環境づくりと人材育成を推進するとしている。