三井E&Sは8月4日、ベトナム向けに岸壁用コンテナクレーン(三井パセコポーテーナ)11基と環境対応型タイヤ式電動トランスファークレーン(三井パセコトランステーナ)11基を受注したと公表した。
ベトナム政府出資の新興港湾運営会社、Petro Vietnam Phuoc An Port Investment&Operation Joint Stock Company(PAP)が発注したもので、両社にとって、ベトナムにおける過去最大規模のクレーン調達・受注となる。
PAPは、ベトナム最大のターミナルオペレーターSaigon Newport Corporationと戦略的協業を始めるなど、ベトナム南部の国際貿易の需要増大に対応するだけでなく、南部地域の主要港間の接続性を強化している。
またPhuoc An Portは、ベトナム南部Dong Nai省初・最大のコンテナターミナルとしてPAPが開発しているターミナル。今年2月には世界最大級の海運会社Mediterranean Shipping Companyから最初のコンテナ船を迎え入れるなど、ベトナム最大の物流拠点の1つとなっている。
この港では、既に13基の三井E&S製クレーンが稼働。2024年7月に受注した三井パセコポーテーナ5基、三井パセコトランステーナ16基と合わせると累積受注は56基となり、PAPの荷役能力のさらなる増強へ寄与する。
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