三井倉庫ホールディングスは10月1日、 グループでのAI技術活用によるオペレーションの抜本的効率化と新たな顧客価値創造を加速させるため、「AI推進室」を新設した。
物流業界での労働力不足深刻化やサプライチェーンの複雑化・高度化、顧客ニーズ多様化などへの対応に向け専門組織を新設したもので、AIの活用により手配業務や支払い処理などの定型業務を徹底的に自動化・省人化し、従業員がより付加価値が高く創造的な業務に専念できる環境を整えることで事業全体の効率化につなげる。
また、社内コンテストなどを通じて現場から生まれるアイデアを積極的に吸い上げ事業に実装することで物流オペレーションの進化を加速させるほか、AIとデータを活用して顧客のビジネス課題を解決する新サービスを創出するとともに、グループ事業間のタスクフォースチームでの実証実験や協創案件の積極的な検討を行う。
さらに、AI活用に関する勉強会や成功事例の共有をグループ全体で推進して、グループ従業員がAIを積極的に活用する意識を醸成し、実践的なスキルを向上させることで、継続的なイノベーション創出の土台を構築する。
三井倉庫HD／東レの物流業務にAI－OCR技術活用した出荷検品アプリ導入
