シマントは10月1日、ヤマトホールディングス傘下のナカノ商会と輸配送計画システム「Auto Dispatch」を共同開発し、ナカノ商会で運用を始めたと発表した。
「Auto Dispatch」は、域輸配送を担うナカノ商会のベテラン配車担当者たちのノウハウを集め、配車ロジックに組み込んだもの。
大量データの処理・分析・提案を得意とするシマント独自のデータ処理技術を用いることで、一度に10万〜20万件の輸配送データ処理ができる。
大量の輸配送案件に対して最適な組み合わせを自動計算し、物流事業者に無駄のない輸配送計画を提示し、運行効率を改善していく。
物流業界の輸送力不足が懸念される中、荷主企業と物流事業者をマッチングする輸配送プラットフォームを利用する企業が増加。
しかし、スポット案件や単発運行で提示されることが一般的なため、「帰りのトラックは荷物を積まずに戻ってくる」など、運行効率の改善が課題となっていた。
シマント独自のデータプラットフォームと連携し、無駄のない輸配送計画を自動作成。物流事業者に提供することで、ドライバーの労働環境を守りながら持続可能な幹線輸送につなげる。
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