霞ヶ関キャピタルは9月1日、マレーシアに現地法人KASUMIGASEKI CAPITAL (MALAYSIA) を設立し、これまで冷凍冷蔵倉庫と冷凍自動倉庫を開発してきた知見を生かして物流事業を始動すると発表した。
マレーシアをASEAN諸国への進出の初弾とする。マレーシア証券取引所Main Market上場企業の完全子会社である大手デベロッパーと土地売買契約を締結し、冷凍自動倉庫の開発プロジェクトに着手した。
冷凍自動倉庫の開発プロジェクトは、クアラルンプール中心から約37km、車で約40分のエリアで計画。敷地面積1万2262m2、延床面積1万1453m2で、2026年10月の着工、2028年12月の竣工を予定している。
<周辺図>
マレーシアは人口・経済規模の拡大が続いており、東南アジアにおける物流拠点としての地位を確立。地理的に優れた位置にあり、ASEAN諸国を結ぶ重要なハブとして機能している。
経済成長に伴う所得増加によるECの拡大や、アジア、中東、アフリカなどの発展途上経済におけるハラール製品の需要増加に伴う輸出増加も見込まれる。
霞ヶ関キャピタルとしては、今後拡大が期待できるマレーシアの物流市場をにらみ、冷凍冷蔵倉庫の需給のひっ迫を見越して参入を決断。マレーシアで物流事業を拡大しつつ、他のASEAN諸国へ進出することも視野に入れている。
■プロジェクト概要
プロジェクト名:Setia Alaman
アセットタイプ:冷凍自動倉庫
所在地:Plot25,Setia Alaman,41050 Klang,Selangor
アクセス:クアラルンプール中心から約37km(車で約40分)
New Klang Valley Exp.「Bandar Bukit Raja」IC付近
敷地面積:1万2262m2
延床面積:1万1453m2
着工:2026年10月(予定)
竣工:2028年12月(予定)
霞ヶ関キャピタル/川崎市東扇島に2.58万m2の冷凍自動倉庫を着工