JFE商事エレクトロニクスとtraevoは11月6日、物流トラッキングサービス「Jiot(ジオット)」と車両動態管理プラットフォーム「traevo Platform」の連携サービスを開始した。
非通信型デジタルタコグラフやアナログ式タコグラフを搭載した車両に「Jiot」専用GPSトラッカーを設置することで、取得した位置・温度データを「traevo Platform」に自動連携。既存の車載機器環境を問わず、全車両の稼働状況を統合的に管理できるほか、荷待ち・荷役作業時間などの業務記録情報もリアルタイムで把握できるとともに、輸送中のトラック庫内の温度情報を管理する事で輸送品質の向上にもつながる。
<Jiot」と「traevo Platform」の連携イメージ>

GPSトラッカーは、大きさ4.9cm×4.9cm、重さ39gと小型で工事不要。USB Type-Cでの充電など、現場での受け入れやすさを重視しており、強力マグネット式の電池交換タイプも用意されている。
GPSトラッカーを携帯・設置するだけで、エリア進入時の自動通知や荷待ち・荷役時間が自動計測され、ドライバーの操作は不要。
連携により、通信型・非通信型・アナログ式タコグラフなど車載機器の種類を問わず、「Jiot」で取得した車両の運行状況や温度・位置情報を「traevo Platform」上で一元的に可視化することが可能になり、荷主・元請け・協力運送会社など複数の事業者が関わるサプライチェーン全体で、効率的かつ高精度な物流情報管理を実現する。
JFE商事エレクトロニクス/物流可視化ソリューション8月から提供開始