商船三井とKarpower International B.V.社(以下、Karpowership)は1月18日、共同出資参画しFSRU事業を営むSenegal LNGT Company(セネガル エルエヌジーティー カンパニー)を通じ、セネガル・ダカールにおけるFSRU事業に対して、国際協力銀行(JBIC)と三菱UFJ銀行(MUFG)からなる銀行団と、2022年12月30日に総額約7100万米ドルを限度とするプロジェクトファイナンスによる融資契約を締結したと発表した。
FSRU(Floating Storage and Regasification Unit)とは、浮体式LNG貯蔵再ガス化設備。洋上でLNGを再気化し、パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。商船三井とKarpowershipは、KARMOL(カルエムオーエル)ブランドの下、液化天然ガス(LNG)発電船事業を推進しており、セネガルにおける同FSRU事業は、再ガス化したLNGを発電船へ供給するもの。
商船三井は、「海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開し、環境保全を始めとした変化する社会のニーズに技術とサービスの進化で挑む。」とのグループビジョンを掲げ、同事業を始めとした海洋事業を重点投資分野に据えている。
商船三井とKarpowershipは、「今後とも世界中で環境にやさしいLNG発電船事業を通じた発電ソリューションの提供を続けていく」としている。