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日米間コンテナ貨物量/1月往航16.3%減、12月復航4.4%増

2023年02月22日/調査・統計

デカルト・データマインは2月22日、米国税関・B/Lデータを基にした日本発米国向けコンテナ貨物量(20フィートコンテナー換算)の1月分と、米国発日本向けコンテナ貨物量の2022年12月分の統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
20230222datamyne 520x264 - 日米間コンテナ貨物量/1月往航16.3%減、12月復航4.4%増

それによると、1月の日本発米国向け(往航)は荷受地ベースが4万5558TEU(前年同月比16.3%減)で、アジア域内からの差込貨物を含む日本発母船積みベースでは2万3800TEU(35.1%減)と、荷受地ベース・母船積みベースともに前年を大きく下回った。大幅減の理由の一つには、2023年の春節の時期が昨年より10日程前倒しになっていることが考えられる。

取扱量上位品目の動向は、機械類が1万1859TEU(6.1%減)、自動車部品関連が9427TEU(19.2%減)、タイヤなどゴム製品が5431TEU(17.7%減)となった。

第3国へのトランシップ貨物は2万1980TEU(17.8%増)と11か月連続の2万TEU超え。経由国別では、1位が韓国(18.2%増)、2位が中国(9.5%増)、3位が台湾(62.9%増)と続いた。貨物全体に占める海外トランシップ率は単月過去最大の48.2%で、8月から6か月連続の4割超えとなった。

<米国発日本向けコンテナ貨物量(最終仕向国ベース)推移>
20230222datamyne1 520x250 - 日米間コンテナ貨物量/1月往航16.3%減、12月復航4.4%増

一方、2022年12月の米国発日本向け(復航)は最終仕向国ベースが5万4645TEU(4.4%増)、母船揚地国ベースでは4万3712TEU(12.8%増)と、最終仕向地ベース・母船揚地ベースともに増加した。また、TS率は20.4%と3か月振りに20%を超えた。

品目別順位は、1位が牧草で8678TEU(25.6%減)、2位が紙パルプで6149TEU(62.9%増)、3位の肉類が5126TEU(8.8%減)と続いた。2位の紙パルプでは古紙の数量が急増した。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
Phone:090-6509-2632
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