アイリスオーヤマは10月28日、物流センターやトラックターミナルの積み下ろしスペースを管理するバース管理システムや、LED表示板と連携できる「車番認証カメラ」を発売した。
物流の2024年問題対策として、荷待ちや荷役作業にかかる時間を把握し、効率化に活用しようというもの。
「車番認証カメラ」で読み取った車両ナンバープレートの情報は、管理サーバーを通じバース管理システムに登録され、車両の滞在時間を計測する。
バース管理システムで管理することで、荷待ち時間、荷役作業などの分析や効率化が期待できる。
車両ナンバーを事前登録することで、トラックの次のアクションを表示するLED表示板とも連携できる。
受付や積み下ろしスペースの案内などが要らず、ドライバーの手間も削減。登録されていない車両ナンバーを読み取った場合は、管理パソコンなどで知らせ、車両登録の促進や不審車両の特定につなげるという。
アイリスオーヤマは、2020年からAIカメラ事業に参入。また2021年からは「ケースコンベアシステム」を全国の自社工場に順次導入し、自動倉庫から荷物の積み下ろしスペースまでをコンベアでつなぐなど、物流の効率化に取り組んでいる。
■アイリスオーヤマ(車番認証カメラ)
https://www.irisohyama.co.jp/b2b/camera/products/car-number_camera/
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