商船三井は6月4日、グループ会社の海技訓練所MOL Training Center(MOLTC、本社フィリピン)の訓練コースが第三者認証機関DNVの認証を受け、認証訓練コース数が世界最多になったと発表した。
LNG運搬船船員向けの教育プログラム「LNG Carrier Standard Training Course」が国際海事機関の最新モデルコースに適合していると認められ、認証取得したもの。
単体の訓練所としては在インド海技訓練所MOL Maritimeらと並び、計6件となった。
6月3日にはMOLTCの創立20周年式典が開かれ、最新鋭の機関シミュレータ、新規導入された荷役(LNG/ケミカル)シミュレータが紹介された。
今回の認証取得につながったのは、新設された荷役シミュレータを用いたプログラムの内容が、最新のSIRE(船舶検査報告プログラム)の要求に準拠していることと、SIGTTO(国際ガスタンカー運航者及び基地操業者協会)の定めるLNG船員に必要とされる能力基準を満たしていること。
商船三井は、今後ますます拡大するLNG船事業を、船員訓練基盤の強化により支えていくとしている。
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