三井不動産は6月20日、「三井アウトレットパーク木更津」(千葉県木更津市)での実証実験を行うと発表した。
EC事業における配送効率化と、配送業務の負担軽減が狙い。米国Avride社が開発した自動配送ロボットを活用する。
「三井アウトレットパーク」(国内13拠点)では、出店ブランドから約140のショップが参加する公式オンラインショッピングサイト「三井アウトレットパーク オンライン」を3月から運営している。
消費者は店頭商品をオンラインでショップから直接購入し、自宅で受け取れる仕組みだが、店舗側では、注文が入ると在庫から注文商品を引き当て、アウトレット施設から出荷するため、日々の接客業務に加えて配送業務も行うことが負担になっていた。
店舗側で行う配送業務は、注文商品の引き当て、ピッキング、商品梱包、配送業者への商品引き渡し。中でも梱包については、所定の梱包資材保管場所へ資材を取りに行く必要があった。
配送業者への商品引き渡しについても、配送業者側は広大な敷地内で集荷のために各店舗を巡回する負担があった。
そこで今後のECサービス需要拡大に備え、木更津での実証実験で自動運転の配送ロボットを導入。梱包資材や梱包済み商品などの運搬を自動化することで、配送の効率化を目指す。
広大なアウトレット施設の中を自動配送ロボットが配送することで、店舗や配送業者の負担を減らし、よりスムーズな仕組みをつくりたいという。
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