プロロジスは9月25日、岡山市で開発を進めていた大和物流向け専用物流施設「プロロジスパーク岡山」を竣工した。
「プロロジスパーク岡山」は、約1万6600m2の敷地に地上4階建て、延床面積約3万5300m2の物流施設として開発し、岡山市内の賃貸用物流施設としては最大規模の施設。
1階は低床式・高床式バースを併設しているほか、床荷重を2t/m2とすることで飲料などの重量物にも対応可能。倉庫内はノンブレース構造を採用し、柔軟なレイアウトやマテハン計画に寄与する。
低床バース前面には一部に幅約13mの屋根を設けることで、雨天時にも荷捌きなどの作業がしやすい環境を整備。また、9台分のトラック待機場を持ち、中四国エリアの広域ハブとしての利便性を向上させる。
開発地は「早島IC」まで約3.5km、「倉敷IC」から約9kmの地点にあり、2時間圏内で中四国エリアの主要都市をカバーできるため、中四国エリアの物流ハブとして高いポテンシャルを持つ。
また、標高が高く地盤の良いエリアにあり、水害リスク・液状化リスクが極めて低く、防災性にも優れる。
BCP(事業継続性)の観点から、施設には緊急地震速報システム、災害用無線機「ハザードトーク」、非常用発電機による停電時のバックアップなどを装備している。
プロロジスは2007年に岡山県で「プロロジスパーク早島II」を開発した実績があり、「プロロジスパーク岡山」は中国地方で2件目の開発案件となる。
竣工式には、大和物流 杉山克博 社長やプロロジス 山田御酒 会長兼CEOらが参列し、施設の完成を祝った。
プロロジスでは、「プロロジスパーク岡山」内に小規模拠点の開設を希望する企業向けに、「CROWD SPACE OKAYAMA(クラウド スペース 岡山)」を提供。100坪以上で同施設の利用を希望する荷主などの企業が会員登録すると、プロロジスが大和物流とのマッチングを実施し、大和物流に荷物を預けることで「プロロジスパーク岡山」を利用することが可能となる。
■CROWD SPACE OKAYAMA 会員登録URL
https://prologis.form.kintoneapp.com/public/crowdspaceokayama
■概要
名称:プロロジスパーク岡山
開発地:岡山県岡山市北区大内田677
敷地面積:1万6607.23m2(約5023.69坪)
延床面積:3万5275.04m2(約1万670.69坪)
構造:地上4階建て、RC+S造
着工:2024年4月
竣工:2025年9月
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