JTBは9月30日、ラストワンマイル物流の配送・DXを展開するMOMOA(モモエース)と、観光地での物流・配送マッチングサービス「Baggage GO」を、10月から開始すると発表した。
同サービスは公共交通機関等で発生しているスーツケースなどの大型手荷物の持ち込み問題を解決し、手ぶら観光を推進するもの。両社はそれぞれの強みを活かし、新たな物流サービスの創出に取り組む。
具体的には、観光客がホテルや観光地の間で手荷物を当日配送できる仕組みを提供する。
手ぶら観光専用のWebシステムを通じて、荷物と貨物運送事業許可を持つドライバーをマッチングし目的地へ配送する。地域ドライバーの就業・副業機会創出にもつながり、観光業界と地域経済の活性化を目指す新しいサービスとなる。
両社の役割としてJTBは、観光業界での知見をもとに空港や駅、宿泊施設等と連携して荷物受渡拠点を確保し、観光客が荷物を預けるまでの窓口対応を行う。また地方自治体や地域の観光事業者との強固なネットワークを活用し、オーバーツーリズムの解決に向けた告知活動も行う。
一方MOMOAは、サービスの配送システム全体を担当。利用者向けツールや配送管理システムの構築・運営、貨物運送事業許可を持つドライバーとのマッチングを行う。また、荷物を預かった後の配送手配から利用者対応まで、配送プロセス全体を管理する。
AZ-COM丸和HDとGO/ラストワンマイル物流のDX推進へ新会社設立