SBSホールディングス(HD)は10月1日付で、ブリヂストンの100%子会社であるブリヂストン物流の普通株式66.6%を取得完了したと発表した。
これに伴い、ブリヂストン物流は新たに総合物流企業・SBSグループの一員に加わった。
ブリヂストン物流は1995年7月に設立。ブリヂストングループ唯一の物流専門会社として、タイヤ物流を柱として培ってきた現場ノウハウや技術、またグループとしてのブランド力やネットワーク力を活かし、変化する物流環境に最適なソリューションを提供している。
また、総合物流事業を展開するSBSグループは、事業規模と事業領域の拡充、さらには優秀な人材等を確保する手段として、M&Aを重要な成長戦略の一つとして位置付けている。
ブリヂストン物流がSBSグループ入りすることで、物流業務における協業とシナジーを追求し、より付加価値の高い総合的な物流サービスを提供できる体制を整える狙いだ。
SBSHDの鎌田正彦 社長は「自動車関連の分野を強化したいSBSグループにとって、タイヤ物流でトップクラスの競争力を持つブリヂストン物流がグループに加わったことは大きな意味を持つ。わが国を代表するナショナルブランドであるブリヂストングループで培ったノウハウや技術、また先進的なカルチャーが新たな風を吹き込んでくれることを期待する」とコメントしている。
なお、これまでにSBSグループ入りした各社と同様、ブリヂストン物流においても現在の社長が留任し、事業運営の継続性を保ちながらグループ内での一体化を図る。
また、ブリヂストン物流の社名に関しては、当面は現行の社名を継続しながら、将来的に新社名への変更を検討するとしている。
■会社概要
名称:ブリヂストン物流
所在地:東京都小平市小川東町3-1-1 B-Trinityビル6階
事業内容 貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業、通関業など
資本金:400百万円
設立年月日:1995年7月1日
株主構成:SBSホールディングス 66.6%、ブリヂストン 33.4%