篠崎運送倉庫は10月1日、岩手県北上市に玄米保管などを目的とした延床面積710m2の純木造定温倉庫を竣工した。
北上市は、広範囲な物流を効率的に展開する上で戦略的な拠点となっており、新倉庫は既存倉庫に増築する形で建設された同社では北上市で2棟目の木造定温倉庫。
東北地方は、全国有数の米どころで品質の高い米が各地で生産されており、新倉庫は温度・湿度管理を徹底することのできる定温機能を備えていることから、北上市をはじめとする東北地方で生産される玄米を最適な状態で保管できる。
これにより、生産者は収穫後の品質管理が不要となり、安心して保管を任せることができるとともに、市場への安定供給にも貢献する。
また、篠崎運送倉庫は自社で多数の大型車両を保有しており、新倉庫の竣工により東北各地からの集荷や倉庫での保管、顧客への配送までを一貫して自社内で完結できる体制が一層強化される。
これにより、輸送コストの最適化やリードタイムの短縮、顧客へのきめ細やかなサービス提供が可能となるとしている。
■木造定温倉庫概要
名称:篠崎運送倉庫岩手支店
所在地:岩手県北上市流通センター1-27
延床面積:710m2(215坪)
構造:純木造平屋建て


