日本貨物鉄道(JR貨物)は12月12日、2026年3月14日に実施するダイヤ改正の内容を発表。モーダルシフトニーズの高まりを受け、東京・大阪間をはじめとする主要区間の輸送力増強を柱としたコンテナ列車の利便性向上を図るとともに、大型コンテナネットワークの拡充やBCP対策強化を行う。
東京貨物ターミナル発大阪(大阪貨物ターミナル・安治川口・吹田貨物ターミナル・百済貨物ターミナル)行きのコンテナ列車については、12フィートコンテナ換算で135個増となる475個分の輸送力を確保。併せて、一部列車を速達化する。
名古屋貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行きについても、輸送力をコンテナ30個分増強する。
仙台貨物ターミナルと東京・名古屋・大阪を結ぶコンテナ列車については、輸送体系を再編し輸送力を強化する。
<仙台~東京・名古屋・大阪間は輸送体系再編で輸送力強化>
顧客から要望の多い新潟・大阪間に臨時列車を設定し、要望の高まる時期に運転を行う。
大型コンテナネットワークの拡大では、大型トラックとほぼ同サイズの31フィートコンテナによる輸送区間を拡大。
BCP強化では、交直流型電気機関車の運用区間を拡大することで、輸送障害発生時のう回輸送能力を高める。
このほか、EF210型直流電気機関車6両やコンテナ用荷役機械、新規製造コンテナの投入を行う。
日本通運、JR貨物、ホンダ/EVバッテリーをモーダルシフトで輸送



