リンコーコーポレーション/新潟市のNX日本海倉庫を子会社化

2025年12月19日/SCM・経営

リンコーコーポレーションは12月19日、日本通運が保有するNX日本海倉庫(新潟市)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。2026年4月1日に株式譲渡を実行する予定で、取得価額は当事者間の契約により非開示。

リンコーは、新潟港における港湾荷役作業のほか、同港に倉庫、上屋を所有し、貨物の保管、仮置、入出庫作業を行っている。一方、NX日本海倉庫は、新潟西港に一般倉庫、定温倉庫などを所有し、多種多様な顧客ニーズに対応したサービスを展開している。

子会社化することにより、新潟西港地区における貨物保管能力の増強を図るとともに、NX日本海倉庫が培ってきた倉庫業のノウハウを組み入れ、企業価値の最大化を目指す。

なお、NIPPON EXPRESSホールディングスも12月19日、連結子会社の日本通運からNX日本海倉庫が外れることになり、「西港に位置する日本海倉庫の収益性をはじめ、NXグループにおけるシナジー効果、将来の成長性などを総合的に勘案した結果、リンコーへ譲渡することを判断した」と発表した。

■NX日本海倉庫の概要
所在地:新潟県新潟市中央区竜が島1-11-10
事業内容:普通倉庫業、一般貨物自動車運送業、3PL事業、流通加工業、第一種・第二種貨物利用運送業
資本金:4000万円
設立年月日:1939年6月5日
大株主及び持株比率:日本通運99.1%
<直近の経営成績と財政状況>
2022年12月期:売上高2億9000万円、営業損失1100万円
2023年12月期:売上高2億9500万円、営業損失1000万円
2024年12月期:売上高2億8600万円、営業損失600万円

共栄タンカー/子会社の保有船がメキシコで荷揚げした後出港許可下りず、譲渡契約終了

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