川崎汽船は10月30日、名古屋港で自動車専用船「SERENITY HIGHWAY」に、舶用バイオ燃料の供給を実施した。中京地区での同社運航船へのバイオ燃料の供給は初めて。
バイオ燃料に含まれるFAME(脂肪酸メチルエステル)は、従来の化石燃料と比較して、ライフサイクル全体(原料生産から最終的な燃料利用まで)で約84%のCO2削減効果が期待される。
FAME24%を低硫黄燃料油(VLSFO)に混合した「B24」を使用することで、「SERENITY HIGHWAY」の航海で、約750トンのCO2削減効果が見込まれている。
製造に使用するFAMEはEU基準(ISCC-EU認証)を満たしており、供給時にはProof of Sustainability(PoS)が発行されるため、国際的な持続可能性基準に適合している。